昔から球美の島(琉球列島で最も美しい島)として知られていた久米島。島の美しさを堪能できるおすすめの観光スポットや、SNSで話題になったスポットをご紹介します!
久米島のおすすめ観光スポット13選
畳石
奥武島の畳石は、五角形や六角形の石が畳のように敷き詰められているように見えるスポット。亀の甲羅のようにも見えることから亀甲岩とも呼ばれています。沖縄県指定天然記念物になっており、干潮時のみ現れます。
畳石の上を歩くこともできますが、滑るので滑りにくい靴を履いていくのがおすすめです。
ミーフガー
島の北側大和泊(やまとどまり)にあるミーフガーは、高さ20mを超える大岩で、風や波に浸食されて自然にできた特徴的な穴が見られるパワースポットです。
ミーフガーとは沖縄の方言で「女岩」という意味。子宝を望む女性が拝むことでその願いが叶うと言われています。
同じく久米島にある「ガラサー山(男岩)」の対としても知られています。
足元がゴツゴツしているので歩きやすい靴で向かうのがおすすめです。
ガラサー山
ガラサー山は、こけしのような特徴的な形の岩が見られるひょうたん型の島。正式名称は「精川島」といい、兼城港のすぐ近くにあります。
ミーフガーの対として「男岩」とも呼ばれており、男性が拝むと“自信回復につながる”といわれています。
ぜひご夫婦やカップルでミーフガーとともに訪れてみてください。
はての浜
久米島の東側沖にある砂浜だけの3つの島(手前から、マエノ浜[メーヌ浜]・ナカノ浜・ハテノ浜)を総称して「はての浜」と言います。はての浜には簡易トイレひとつとパラソルがあるくらいで他に設置されている施設もなく、美しい砂浜と海だけのまっさらな光景を楽しむことができます。
ツアー会社の船で30分ほど行くことができ、撮影やシュノーケリングを楽しむ人が多い場所です。
ツアーでは「ナカノ浜」に行く場合が多いので、一番奥にある「ハテノ浜」を訪れたい場合はツアー内容をよく確認して選ぶようにしましょう。
イーフビーチ
島の東側に位置するイーフビーチは久米島を代表する天然ビーチで「日本の渚百選」にも選ばれた場所。2kmに及ぶ真っ白な砂浜と穏やかな波が特徴で、海水浴やマリンアクティビティを楽しみたい人に最適なビーチです。
※クラゲ防止ネットがなくライフセーバーもいないため安全対策をした上で海に入りましょう。砂が粗いところもあるのでマリンシューズの着用がおすすめです。
比屋定バンタ(ひやじょうばんた)
島の東側にある絶景スポット比屋定バンタ(バンタは崖という意味)。東シナ海やはての浜が一望できる展望台があります。展望台の隣には売店『バンタドライブイン』があり、お手頃価格で島の特産品でもある車海老を使ったメニューを食べることができます。久米島に上陸したら一度は訪れたい人気スポットです。
宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)
標高約310mの宇江城岳に建てられた宇江城の城跡。沖縄県にあるグスク(城)の中で最も高所に位置しており、久米島を一望することができます。
具志川城跡|久米島
久米島の具志川城は15世紀ごろに真達勃按司(まだふつ あじ)により築城されたグスク。石垣の保存状態が良く、かつての姿を想像させる遺物を見学することができます。
本島の糸満市にも同じ名前のグスクがありますが、これは真達勃の息子・真金声(まかねごえ/まかねぐい)が久米島で按司を務めていた時代に伊敷索按司(ちなは あじ)によって攻め入られ、落城したのちに糸満市に移り住み、新たに築いた城に同じ名前をつけたという繋がりがあります。
五枝の松(ごえのまつ)
まるで大きな盆栽のような迫力の出で立ちの五枝の松は樹齢250年余の琉球松。樹齢250年、高さ6m、幹の周りは約4.3mと巨大で、国指定の天然記念物となっています。日本の名松百選にも選ばれている美しい松です。
ヤジャーガマ洞窟(ヤジヤ―ガマ遺跡)
久米島の田園風景の中に突如現れる鍾乳洞。その昔風葬が行われていた場所で、全長800mに及ぶ長い洞窟の中をガイドツアーなどで見学することができます。洞窟を抜けた先には絶景が!
洞窟内は灯りもなく昼間でも真っ暗なので懐中電灯などの装備が必要です。また今でも人骨が残されていて、地元の方にとっては聖域とされている場所なので、面白半分で軽装のまま入らないようにしましょう。
アーラ浜
島の西側にある隠れ家的穴場ビーチ。シャワーがないので海水浴に来る人が少なく、プライベートビーチ感覚で過ごすことができます。また知る人ぞ知る絶好のサンセットスポットでもあるのでお散歩を楽しむのにもおすすめです。
貝殻やサンゴのかけらで砂が粗いので、マリンシューズやスニーカーを持参しましょう。
シールガチ橋
島の東側、奥武島の近くにある「海に浮かぶ不思議な橋」。干潮時のみ歩いて訪れることができます。
その昔、航路のために浅瀬を掘ったところ、対岸にある島の漁場に行きづらくなってしまったがために設置された橋だそうで、橋の下の水深は船が通れるほど深くなっていています。
「シール」と呼ばれる魚群を「ガチ」という漁法で獲っていたことからこの名前になったそう。
自然豊かな海の絶景が眺められる場所としても密かに人気を集めていて、ウミガメやマンタが現れることもあるとか。
滑りやすい場所もあるので歩きやすい靴や濡れても良い服装で訪れましょう
おばけ坂
下り坂に見えるのに実は上り坂になっている?という不思議な体験ができる坂道。
宇江城城跡のすぐ近くにあります。観光途中にレンタカーで寄り道するのがおすすめです。
久米島へのアクセス
久米島へは沖縄本島(那覇空港)からの飛行機、またはフェリーで行くことができます。
飛行機を利用する場合、7・8月は羽田空港から久米島空港への直行便が季節運航するので、そちらも選ぶことができます。
飛行機を利用する場合(季節運航:2024年7月12日~8月31日)
羽田空港
↓
直行便(2時間35分)
↓
久米島空港
飛行機を利用する場合(通常運航)
羽田空港・成田空港
↓
飛行機(2時間30~40分)
↓
那覇空港
↓
飛行機(40分)
↓
久米島空港
フェリーを利用する場合
那覇空港
↓
車・バス(15~20分)
↓
泊港(とまりん)
↓
フェリー(3時間)
↓
兼城港
フェリー運賃
久米島へは那覇の泊港とまりんから『フェリー琉球』と『フェリー海邦』が運航しています。
便数は一日に2便あり、1便は泊港発で渡名喜島を経由する便、2便は久米島直行便となります。所要時間は直行便が3時間、渡名喜経由便が3時間半となっています。
詳しい航路・運航スケジュールはフェリー運行会社の公式サイトをご確認ください。
片道 | 往復 | |
---|---|---|
大人 (中学生以上) |
3,450円 | 6,560円 |
小人 (6~11歳) |
1,730円 | 往復乗船券は大人のみ適用 |
※5歳以下の幼児は大人1人につき1人まで無料。
※直行便も経由便も、那覇~久米島間の料金は同額となっています。